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草方格による緑化
草方格は束ねた木や潅木を地面に刺して、土や砂を動かなくする方法です。
普通、この方法は道路などの砂が動かないようにするために使われています。しかし、最近この方法が砂漠の砂を固定するのに使えると分かったのです!
以下にその特徴を掲載!砂漠緑化プロジェクトの最初の一歩、草方格についてご紹介します。
メリット・デメリット
砂漠緑化は今まで、砂漠の中でも平らな場所だけで行われてきました。
なぜなら、砂が盛り上がった砂丘などでは、砂が動いて木が倒れてしまうからなんです。
しかし草方格を設置することで、砂丘部分でも砂が動きを止めるので、その上に木が植えられると分かったのです。
現在私たちは、この草方格と牧草・潅木を組み合わせた緑化を推進!生産性のなかった草原で牧草を採取することで、地元牧民の生活を援助するほか、マメ科の植物で土壌の開発をしています。
もともと、モンゴルの大平原であったクブチ砂漠では、こうした牧草による緑化が環境的にも最適だと言われています。
しかし、草方格にも問題があります。
それは、労力がかかること。砂地は足場が悪いので、車が入れません。そのため、馬を使って資材を運ぶのですがこれが大変な作業なんです。
草方格の作り方
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草方格はどんなところにでも作ることができます。
でも、どこにでも作っていい、というのではありません。砂が動かないで山の形に残ってしまったら、その土地を使うのは難しいですよね?
だから、最適な場所を選んで草方格を作っていきます。
クブチ砂漠は、地下水の所在が一定でなく、また強い風の影響によって西斜面が高く東が低いという特徴を持ちます。
そこで、地下水があって風の影響を受けにくい「B」から「C」にかけての草方格を作ります。そうすれば、風の影響を受けやすい「A」「D」地点の砂は東に流されて、結果的に全体が平坦な土地に変わってゆきます。
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草方格の施工場所に線を引き、牧草の種をまきます。
施工場所は西斜面の下半分。ここを1〜1.5m間隔に割り、線上に牧草の種をまいてゆきます。クブチ砂漠では種は貴重品。少しずつ丁寧にまいてゆきます。
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まいた種の上に、麦わらを区画割の線と直角に交わるよう配置します。
この時重要なのは、わらを厚くしないこと。地面が見えるか見えないかというくらいに薄く敷いてゆきます。
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枯れ草を並べ終わったら、わらの中心にスコップを差し込みます。
そうすると、わらは地面に対してVの字に入り込みます。この時、牧草の種もわらと同時に土中に埋められることになります。
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一方向のラインが完成したら、そのラインに垂直に交わるように別方向のラインも作成。
こうすることによって、土地に碁盤の目のような区画が生まれます。潅木やポプラなどの樹木はこの碁盤の目の中に植えます。牧草は雨が降ると10日ほどで発芽し、すくすくと育ちます。さらに、種は強い季節風によって東に流れ発芽します。
このサイクルが、ある程度の自然な砂漠の緑化を推進してゆくのです
草方格と植樹の組み合わせ
草方格とポプラなどの乾燥に強い木を組み合わせることで、緑化の効果はさらにアップします!
- 草方格と樹木はお互いの成長を邪魔しません。
上記の場合、木々を防砂林として作るのは「B」地点。そのため防砂林と牧草地が交互に作られるので、別々に育つことができます。 - 固定していない砂丘上部の砂は、風に運ばれてポプラの生えるくぼ地に落ち、根がしっかり埋まるくらいまで積もります。
- この時には、砂丘は平らになっているので、そこをまた草方格で固定します。
これで安定した植物の生育が可能となります。 - 草方格に使われる麦わらはたっぷりと水を含むことができます。これで、牧草にはいつでも十分水分が与えられます。
- 麦わらは時間と共に分解されて、牧草の肥料になります。
- 麦わらが分解されるころには、牧草の根も伸びて防砂林も発展しているため、もう砂の移動を心配せずに済みます。
